ダメなリーダーが会社を潰す!組織が成長しないのはリーダーのせい?

「正直さ、◯◯部長のこと、人として尊敬できないわ。。」
「まじで、ウチの上司、イケていないんだよな」

金曜日の20時13分。
どこからともなく『上司への不満』が聞こえてきます。

「めっちゃわかります。なんか◯◯部長って、機械みたいですよね」

一杯380円のビールを3杯と、熱燗(あつかん)2合を2回おかわりしたころ、28歳の先輩社員に続き、入社3年目の後輩社員も愚痴をこぼしていきます。さらに会話はヒートアップ。

「ああああ、今日は飲むぞ!とことん飲むぞ!!」
「すみません、おかわり!」

周りのことなど一切気にせず、先輩社員が声を荒げています。

この28歳の先輩社員、名前は常口剛(つねぐち・つよし)

4か月前に行われた総会にて”課長代理”に昇格。
社会人3年目の年には、”主任”昇格。そして今や”課長代理”マネジメントを行う身になるなど同期の中でも出世株である。部下からの信頼もそれなりに厚い。

晴れてチームメンバーを5名持つことになり、やる気に満ち溢れていたが、直属の上司である営業部の部長と意見が合わず、最近伸び悩んでいる。

少し、ほかのお客さんの視線が気になったのか、後輩社員が「まあ、まあ、」と抑えようとしますが、常口(つねぐち)は止まりません。

「部長がいると仕事が進まないんだよな。」
「こんな会社にいても仕方ねぇ。おい、お前もそう思うだろう」

常口(つねぐち)は、
何の悪気もなく後輩の前で会社の不平不満をタラタラと言い続けます。

この話を聞いてどう思いましたか??
週末の居酒屋では結構「あるある」な会話だったのではないでしょうか。

実は、

こういう
『ダメなリーダー』が会社を潰しているんです。


『企業は人なり』

経営の神様とも言われる松下幸之助氏は、企業の本質をこのように説きます。

つまり、

会社を良くするのも、『人』
会社を悪くするのも、『人』

会社が潰れる時は、先述したような人の力が徐々に徐々に影響力を持ち
気がつけば会社として、取り返しのつかない事態にまで発展してしまいます。

では、どのようにすればこういった事態は防げるのか。

今回は、そういったお話をお伝えしていきます。

1.リーダーの影響力

役職が上、年齢が上、そういった理由で起きるパワーバランスがあります。

同い年の友達であれば、
「お前、それはないよ!」と言い返すところを

直の上司との会話であれば
「確かにそうですね。勉強になります。」と言ってしまう。そんな経験ありませんか??

(TPOや)相手に合わせた会話をすることは、ごく自然なことで
むしろコミュニケーション能力が長けている証拠とも言えます。

ですから、この相手に合わせて会話を変えること事態が悪いことではなく

・上司と部下

・先輩と後輩

・経営者と従業員

などの間では、パワーバランスが働くという事実を理解しておくことが重要なのです。

今回の居酒屋で起きた先輩後輩の話では、先輩は自分の発言にパワーバランスが働いていることを理解していない様子でした。

『会社の不満』をいうことが、どれだけ後輩にとって影響力があるか。
本人は、悪気なくただ単に本音を言っているだけでしょうが、聞いている後輩からすると

「数年後、俺も課長代理になれたとしてもこうなってしまうのか」
(夢がない会社だ)

と感じてしまうでしょう。

これでは部下は育ちません。辞めることも視野に入れるでしょう。

自分の発言にはパワーバランスが働いていることを理解しましたか??

2.リーダーの育成は「スキル」から?「マインド」から?

会社のこれからを担うリーダー。
リーダーの成長が会社の成長に直結します。

リーダーの育成に関する本やセミナーは無数にあり、
「〜〜すべきだ!」という“べき論”が、何百個、何千個とあります。

そんなに「すべきこと」っていっぱいあっていいんでしょうか。

ちなみに、リーダーに求められることは
『スキル』と『マインド』の二つに分けられると思います。

・「リーダーは、まずスキルを身につけるべきだ」

・「リーダーは、まずマインドを身につけるべきだ」

ここでも、“べき論”が繰り広げられます。

どちらがいいんでしょうか。

もちろん、企業様の課題によって様々だと思いますが
一つ結論を出すならば、『マインドから育成するのが効果的』です。

なぜなら、どれだけスキルを磨こうが
先ほどの先輩社員のように、平気で会社の不満を後輩の前で言ってしまうマインドであれば、会社は成長できないからです。

が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。
人格が変われば運命が変わる。

アメリカを代表する心理学者のウィリアム・ジェームズの言葉です。

心(マインド)が変われば『運命が変わる』と説いた言葉ですが
まさにリーダーのマインドの変化は、会社の運命に大きな影響を与えているんです。

リーダーのマインドから育成するのが効果的です。

3.リーダーのマインドを育成するには

では、どのようにしてリーダーのマインドを育成するのか?

そちらに関してはこちらのセミナーにてお話しております。
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4.まとめ

会社を潰すのは、『人』です。

人材教育に力を入れるのは、会社の方針として間違っているでしょうか。
会社として、成長していくためには『人』の成長が欠かせません。

居酒屋に行くと、会社の不平不満を言っているサラリーマンは正直少なくないです。
そんな不平不満が種となり、会社は崩壊していきます。

そうならないためにも、早期から人材育成をしていくことが重要だと言えます。
その際は、マインド面から育成していくのが効率的です。

ぜひ、社内で社員育成について考える際はこのことを意識してみてください。
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