チームリーダーになる前の心構え│リーダーの役割・必要なスキルを徹底解説!

こんにちは。

今回は、チームリーダーになる前の心構えについてお話します。

入社から数年を経過すると、チームリーダーを任せられるチャンスが出てきます。

リーダーの元で働いてきたときとは違い、
自らがチームリーダーになると求められる役割・スキルが変わってきます。

「チームリーダーになってから考える」
「やっているうちに慣れてくるはず」

といった考え方では、大きな困難に直面するでしょう。

チームリーダーになりメンバーを引っ張っていくためには、
チームリーダーになる前の心構えが大切です。

今回は、心構えだけでなく、リーダーに求められる役割と必要なスキルも解説します。

チームリーダーとは

チームリーダーとは、チームを率いるリーダーのことを言います。

マネージャーと同じ役割があると思いがちですが、役割には違いがあります。

チームリーダーは自らも行動をしメンバーを引っ張る一方で、
マネージャーはメンバーのパフォーマンスを引き出すサポートに徹するのが特徴です。

これまでのチームリーダーは、メンバーに考え方や
やり方を伝え、メンバーはそれに従うという組織の形が多くありました。

現在は、メンバー1人ひとりの個性を尊重しつつ、
リーダー自らも行動で方向性を示す「サーバントリーダーシップ」という考え方が注目されています。

チームリーダーになる前に必要な心構え

何も準備がなくチームリーダーになるのと、
心構えをつくってチームリーダーになるのとでは、本人の安心感はもちろん、
果たせる仕事に違いが出てくるでしょう。

準備をして損をすることはありません。
チームリーダーになる前に必要な心構えは以下の3つです。

感情をコントロールする

リーダーは、チームの方向性を決めたり、重要な判断をしたりする役目です。

リーダーの判断がチームの動きやメンバーの士気に影響するので、
常に冷静に状況を見極め、決断しなければいけません。

もしリーダーが感情的になってしまうと、
正しい判断ができずにチームが機能不全に陥るでしょう。

困難な状況になったときやメンバーの方向性が定まらないときなどでも冷静を保ち、
感情をコントロールすることが求められます。

感情任せに仕事をしていませんか??

リーダーだからといって驕らない

リーダーだからといって、
「メンバーよりもできる」
「メンバーよりも偉い」

というわけではありません。

リーダーという肩書きに驕ってしまうと、
考えを押し付けたり、考えを否定したりするダメなリーダーになってしまうでしょう。

リーダーになっても常に謙虚な姿勢であり続けることが大切です。

メンバーと平等に接することによって、
働きやすい環境をつくり、良い雰囲気で仕事を進められます。

肩書きは役割です。
役割に応じた仕事を全うしましょう。

役職が上がるにつれて態度も大きくなっていませんか??

メンバーの言葉に耳を傾ける

チームリーダーの考え方・やり方を押し付けるのはNGです。

様々な考え方を持ったメンバーがいるので、
押し付けは信頼を失い、チームをバラバラにする恐れがあります。

現代のリーダーには、メンバーの言葉を柔軟に取り入れる心構えが必要です。

まずはメンバーの意見を最後まで聴き、理解を示しましょう。
聴き取るだけでなく、チームに意見を取り入れることも検討し、
メンバーとともにチームを作る姿勢が大切です。

価値観の違いを認められていますか??

チームリーダーになるために必要なスキル

チームリーダーには、メンバーとして働くときに比べて、
必要なスキルがより幅広くなります。

チームリーダーになってからではなく、なる前にスキルを磨くことが大切です。
チームリーダーになるために必要なスキルを4つおさえていきましょう。

プロジェクトを動かす行動力・決断力

チームリーダーは、チームの前線に立ち、プロジェクトを牽引していく存在です。

プロジェクトを動かすためには、方向性を決めるとき、
トラブルに対応するときなど、様々なシーンで決断しなくてはいけません。

リーダーが決断できないと、チームメンバーは不安なまま動くことになります。

状況を察知しすばやく判断を下す決断力が必要です。

決断力と合わせて、行動力もチームリーダーには欠かせません。

自ら行動することによって、
指示やアドバイスを説得力が生まれ、背中を見て意欲的に取り組めるでしょう。

素早い判断が出来ていますか??

チーム全体を俯瞰できる広い視野

リーダーは自分の仕事に終始するのではなく、チーム全体を見る必要があります。

メンバーそれぞれの目標・進捗管理や人間関係づくりなど多くの役割がある中でも、
チームを見渡せる広い視野を持ちましょう。

自分の仕事に集中しがちな方は、メンバーの仕事に気を配る、
チーム全体の進捗を意識するなど、周りを見るトレーニングをしてみてくださいね。

メンバーの仕事や行動を観れていますか??

臨機応変な対応力

プロジェクトを進める過程で、トラブルや問題に直面することもあります。

「納期までに仕上げられるだろうか」
「どう対応したらよいだろうか」

と、メンバーは不安を感じているはずです。

そんなときにリーダーが打開策を提案し、チームを導いていかなければなりません。

トラブルや問題が起きたときに適切な判断をするためには、臨機応変な対応力が必要です。

ある状況に対して、常に複数の選択肢を想定し、
いざという時に対応できる準備をしましょう。

トラブルも想定の範囲内にできるように、事前に準備できていますか??

イレギュラーから逃げない責任感

トラブル・問題が起きたとき、上手く切り抜けられないときもあるでしょう。

チームリーダーは、メンバーにミスがあったとしても、
チームの代表としてすべてを背負う責任感が求められます。

ミスをしてしまったメンバーや周りのメンバーは、
その姿を見て、ミスを恐れずにチャレンジできるということを認識します。

ミスが次に生きるので、
リーダーの責任感がチームとメンバーの両方を強くしていくでしょう。

「かっこ悪い姿を見られたくない」と逃げてしまう方が、
よっぽどかっこ悪く映るものです。

責任から逃げていませんか??

チームリーダーの役割

チームリーダーには、求められるスキルが多く、果たすべき役割も増えます。

どのような役割が求められるかを知っておくと、
チームリーダーになってからすぐに重要な役割を果たせるはずです。

チームリーダーの主な役割を見ていきましょう。

チーム・個人の目標を設定する

メンバーが同じ方向を向くために、リーダーは目標設定を行う役割があります。

チームの目標を設定することによって、目的意識を統一し、チームで動きやすくなります。

チームだけでなく、個人の目標設定・管理も大切な仕事です。

目標までの到達度をチェックし、
評価・フィードバックを行い、メンバーのスキルアップを目指します。

チームメンバーの目標を管理できていますか??

メンバーを指導・育成する

メンバーの目標設定・管理と合わせて、指導・育成をすることもリーダーの役割です。

業務に対する評価・フィードバックを行うだけでなく、
メンバーに経験を積ませる、適材適所の配置を実現するなど、
メンバーのキャリアや希望に合わせて、指導・育成しましょう。

メンバーの成長に携わることができていますか??

業務を管理する

チームの目標達成のためには、メンバーそれぞれの働きが欠かせません。

メンバーの主体性を尊重することも大切ですが、
すべて任せきりになると、進捗がわからなくなってしまい、
プロジェクトが滞るおそれがあります。

リーダーは、メンバーに任せた仕事の進捗をしっかりと管理しましょう。

進捗に合わせて適切にフォローを行い、
チームとメンバーの仕事を責任を持って完結することが役目です。

メンバーの進捗を管理できていますか??

まとめ

チームリーダーになる前には、感情のコントロールや驕らない謙虚さ、
メンバーの声に耳を傾けるといった心構えが必要です。

心構えをつくっておくだけでなく、
必要なスキルや役割を理解することも準備につながっていきます。

心構えや必要なスキル、役割を理解し、チームリーダーになる準備を進めていきましょう。

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