人材育成はマインド育成から。社員のマインドを育てれば会社を成長する

会社の成長には人材育成が必要ですよね。
『人材育成』とひとことで言っても、手法はたくさん溢れています。

人材育成は、大きく別けると『スキル』と『マインド』に別けられます。

では、人材育成をするためには、

  • 『スキル』から育てるのが有効なんでしょうか??
  • 『マインド』から育てるのが有効なんでしょうか??

結論、どちらも大事です。
しかし『マインド』から教育していくことをおすすめします。

樹で例えると、『マインド』は根っこの部分になります。
地面の下にあるので見えないですが、根っこがしっかりしていると樹が大きく育ちます。

大きな果実を得るためには、根っこの部分がしっかり育っていないと果実も育たないので、根っこ(マインド)を育てて行くべきですよね。

このように、今後会社を飛躍していこうとするならば、社員のマインド面を育てていくことをおすすめしています。

では、
どうすれば『マインド』を鍛えられるのか。

実は、たった一つのことを意識するだけで『マインド』は鍛えることができます。
一体、それは何か??

それが、
『人のせいにしない』ことです。

今回は『人のせいにしない』というテーマで、人材育成をするためのメソッドをお話していきます。それではご覧ください。

人のせいにする人の特徴

失敗をしてしまった時の対応は、大きく2つに分かれます。

  • 「なぜ失敗したか」と原因を究明する
  • 「誰のせいなのか」と責任追及をする

「人のせいにする人」は、まず責任を追及しようと考えます。

そして、次の3つの行動をします。

「非を認めない・謝らない・言い訳する」

自分自身の失敗やミスが発覚した時、責任を負うことを回避するため、間違いを認めず謝ろうとしません。その結果、自分の責任ではないと考える言い訳や責任転嫁の発言をしてしまうのです。

このような行動をしてしまう人の特徴はこちらです。

  • 承認欲求が強い
  • 自分に自信がない
  • 自分の言動に責任を持たない
  • 完璧主義
  • プライドが高い
  • 思い通りにしたい
  • 常に不満を漏らしている

このような特徴がある人は、失敗をどのように捉えているのでしょうか。

人のせいにする人の「心理」と「失敗の考え方」

人のせいにしてしまう人には、このような心理があります。

  • 怒られたくない
  • 責任をとりたくない
  • 自分の間違いを認めたくない

これらの共通点は、「失敗=伸び代」という考え方がないということです。

何か失敗したということは、自分のどこかに修正すべきところがあるからなのです。
例え誰かのせいで失敗していても、少しは ”自分のせい” でもあるはずです。

その”少しの修正点”が伸び代なのです。

失敗した時に人のせいにすると、伸び代を逃してしまいます。
それを繰り返していると、その人自身の成長はありません。

人のせいにする人に成長はない

人材育成の分野では「自責思考と他責思考」という言葉があり、このような話をよく耳にします。

「自責で考える人は成長する」
「他責で考える人は成長しない」

責任を自分が請け負う自責思考は、その経験を糧に自分を成長させます。理不尽なものも含め、失敗を全面的に自分事にできることで、成功も自分で管理可能になります。

責任を転換する他責思考は、どんな経験も自分自身の成長に寄与しないことが目に見えます。

人のせいにした瞬間に、自分の成長機会を潰してしまっているのです。

「人のせいにする」を治す方法

あくまでも「自分の思考・行動を変えることで、状況を変えられる場合」に、自責思考になる重要性があるのです。

では、人のせいにしないためにはどのようなことに気をつければいいのでしょうか。

ここでは、「人のせいにする」を治す方法を3つ紹介します。

①結局自分に返ってくると知る

いくら自分は悪くない、アイツが悪いんだと言っても周囲の人たちはアナタを「言い訳がましいイヤな人」に思っています。

中にはアナタをかばって応援してくれる人もいるかもしれませんが、毎回毎回人のせいにしていたらそのうち飽きられてしまいます。

他人に責任を押し付ける人は嫌われるか、巡り巡って自分に返ってくると知っておきましょう。

②信用を失う可能性が高いと知る

いくら自分が正しいとしても「自分が正解でアイツが間違ってる」と言う人は性格を疑われます。

余計な一言で信用ガタ落ちになるのは本人にとっても大きなイメージダウンにつながります。

信用を失ってから気付いては手遅れ。
それが現実です。

③自分に落ち度はなかったか?を先に考える

感情的に「俺のせいじゃない」と言い放つのはその場ではスカッとするかもしれませんが、後々まで心に残り、結果後悔につながります。

もう二度と合わない相手ならまだしも、同僚や部下、上司の前で言ってしまえば今後の人間関係にも深く影響します。

言われた相手はどう思うか?

自分には本当に落ち度が無かったのか、言った後自分はどう思われるかを普段から予測していればいざというときに「言わなくて済む」でしょう。

最後に

「質問の質が人生を決める」

という言葉があります。

もし、会社のマネジャーがうまくいかないことに対して「誰のせいなのか」「なぜ失敗したか」と過去を振り返る質問しかできないのであれば、howで考える思考パターンを持たせる必要があるかもしれません。

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